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ファミレス

先日、某レストランで凄くコワい光景を見ました。

なんとお母さんが、息子(三才くらい)の二の腕をフォークでプスッと刺しているのです。
しかも、その正面に座っていたお父さんもその息子のオデコにプスッとフォークを刺してはケラケラと笑っているのです。

最初、冗談でやってるのかな?とボンヤリ見ていたのですが、しかし、そのうちお母さんが「早く食えって!」と本気で怒鳴り、息子の脳天にフォークをプスッとやりました。
息子は気が狂ったように泣き出しました。
すると、それを見ていたお父さんはゲラゲラと大笑いし、そして再び息子の頬にフォークをプスッと・・・。

とたんに僕の脳で何かがプチーンっと弾けました。

その時僕は、実にガラの悪い歌舞伎町の住人達と一心不乱にスパゲッティーを啜っていました。
だから、こんな野蛮人達と一緒にいる時の僕は、いつも十分に注意をしております(何もしていなくとも通報される恐れ有り)。
が、しかし、これは緊急を要します。
僕の目の前で幼児虐待という緊急事態が発生しているのです。

僕は野蛮人達が一心不乱にズルズルとスパゲッティーを啜る席をそっと立ちました。
そして、糞を我慢しているブルドックのような顔した彼らに「小便して来るわ」と告げると、そっとその夫婦のテーブルに近付いたのです。

僕がそのテーブルの前で静かに足を止めると、お父さんがジロッと僕を睨みました。
そのお父さんというのが、これまた僕の神経を逆撫でするような顔をしておりまして、例えるなら「水族館のガラスに張り付くエイ」みたいな顔をしております。

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(お父さん)

年齢は二十代後半でしょうか、コレ系の虐待おやじにありがちなチンピラ野郎でして、派手なジャージにサンダル履いて、似合わないピアスを光らせていました。

そんなピラチン野郎ですから、この店に入って来た時点から、奥のテーブルで一心不乱にズルズルと下品にスパゲッティーを啜る山賊のような僕達をチラチラと警戒していました。
ですから、僕がこいつのテーブルの前で足を止めた瞬間、このお父さんは「ギョッ」とした顔で僕を見上げ、意味不明に「むふっ」と荒い鼻息を吐いたのでした。

そんなお母さんも、すかさず僕を見上げました。
これがまた凄い顔をしております。
例えるなら、「何を考えているのかわからないカピパラ」みたいな、もうまったく覇気のない表情をしております。

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(お母さん)

僕はそんな夫婦の顔を見て、たちまち必要以上な怒りが彷彿して来ました。
(これが美男子な父親と綺麗な母親なら、ここまでの怒りは起きませんでした)

黙ってジッと見下ろす僕に、カピパラ母さんが「なんですかぁ~」と、便秘時の屁のようなやる気のない声で言いました。
すると子供がその唯ならぬ雰囲気を察したのか、いきなり握っていた小さなフォークをチャリーンっと投げ出すと、カピパラ母さんの巨大な乳にガバッと抱きつき「わぁーっ」と泣き出しました。

それと同時にエイの父さんが「なんっすか?」と、必死にアゴをしゃくらせながら迷惑そうにマユゲをヒクッと上げました。
それはまるで「もう暴力団なんてコワくねぇかんな!なんならケーサツ呼ぶぞケーサツ!」と言わんばかりの表情です。
コレ系のチンピラ野郎というのは、日頃はヤクザぶって威張り散らしている癖に、しかし危うくなると平気で「おまわさーん!」と電話します。
そのくらい卑劣で危険な人種なのです。

僕は無言でジッとそのお父さんを見つめながら、視野でテーブルの上のフォークをソッと見ておりました。

隙あらば、エイのお父さんの脳天にそのフォークをプスッと突き刺してやろうと思っていたからです。

しかし、エイのお父さんはいきなりムクッと立ち上がりました。
そして、僕に向かいながら「なんっすか?子供が怖がってんですけどぉぉぉ」と、ちょっと大きめの声で言いました(彼は店員の目を向けようとしているのです。心の中では『早くケーサツ呼んでくれ!」と叫んでいるのです)。

そう叫んだエイのお父さんの口から、なんとも言えない歯垢臭がプ~ンと漂いました。
口臭に滅法弱い僕は(特に虫歯系口臭)、彼のその攻撃におもわず「むむむっ」と後退りします。
するとエイのお父さんは、僕がそのエイのお父さんの毅然とした態度にビビったと勘違いしたのでしょうか、更に声を荒げながら「迷惑なんっすけどねぇ~」と、まるで昭和のトオル君ヒロシ君のように、顔を上下に振りながらアゴをしゃくったのです。

するとカピパラ母さんが、泣きじゃくる息子をがっしりと抱きしめながら「もう、シゲちゃんやめなよ、こんな所でヤバいって……」などと、まさに三年B組の三原順子の如く、あたかも僕がヤられている状況を演出し始めたのです。

僕は非常に悩みました。
こんなヤツを駐車場に引きずり出し、徹底的に震え上がらせ、挙げ句にライトアップされた花壇(店のショーウィンドゥから丸見え)の上で放尿ショーをさせるくらい、ゴロツキの僕なら赤子の手を捻るくらいに容易い事です。
が、しかし、こういった輩は、その後、決まって被害届を出します。
その際、僕が必死になって「こいつが子供を虐待してたんです!」と言った所で、マル暴の刑事さんは「だからどうしたの?」と鼻糞をほじってせせら笑うだけなのです。
又、裁判官にしたっていつもそうです。
彼らは僕の「前科リスト」しか見ていませんから、今更僕が何を訴えようと「あーそーですか」と越中フンドシのようなツラで呟くだけなのです。

これは非常に不利です。
確かに、虐待される子供を助けるというのは「正義」なのですが、しかし、僕が助けるとなると、それは即ち「悪」となってしまうのです。

こんな時にいずきちさんがいてくれたら……

そんな事を思いながらも僕は、ソッと子供を見ました。
子供はダッラダラに鼻水垂らしながら、カピパラの巨乳の中で恐ろしげに僕をジッと見つめております。

そこに、ナポリタンスパゲッティーのケチャップを口の回りにベタベタと輝かせた丸坊主が、「どうしたの?」と、僕の隣りにソッとやってきました。
このケチャプまみれの丸坊主は、その界隈では「武器商人」と異名を取る拳密売人で、先月横浜刑務所から六年の刑を終えて来たばかりのゴロツキです。
そりゃあもう見た目はハリウッドの特殊メイクくらいに凶暴な風体でありまして、歩道を歩いているだけで警察から「動くな!」と拳銃を向けられてもおかしくないくらいの、そんな凶暴熊です。
ましてや彼の口の回りには、まるで血が滴っているかの如く、真っ赤なケチヤップがギラギラと輝いております。
そんなケチャプまみれの丸坊主を見て、再び子供が「わぎゃゃゃゃゃ!」と泣き出し、カピパラの巨乳に顔を埋めました。

「もう!なんなんですかいったい!」

カピパラが、まるでマスコミに怒鳴る畠山容疑者のような迫力で叫びました。

すると、その叫び声を聞きつけ、「どうした、どうした」と、ナポリタンスパゲッティーのケチャップを口の回りにベタベタと輝かせたゴロツキ達がゾロゾロとやって来ました。
とたんに子供は泣き叫び、カピパラがとち狂い、エイがブルブルと震えながらも「ケーサツ電話するぞ!」っぽく携帯電話を握りしめております。

それはもう、深夜の新宿歌舞伎町・警察24時の世界です。

こりゃあマズいと思いました。
このゴロツキ野郎共は、テメェーらは散々悪い事ばかりする大悪党のくせに、しかし、他人の悪は許さないという矛盾集団なのです。
特に、老人を狙った「振り込め詐欺」や、幼女に悪戯するロリコン野郎、又は、子供を虐待する親なんてのを見つけようものなら、ここぞとばかりに正義感を奮い起こしては高倉健になろうとする厄介なヤツラなのです。

こんなヤツラに「子供を虐待していた」などという事がバレようものなら、さすがのエイの父さんもカピパラ母さんもひとたまりもありません。
たちまち店前のライトアップされた花壇に2人は連行され、夫婦揃っての放尿ショーをやらされるのは火を見るよりも明らかなのでございます。

だから僕は咄嗟に「いや、人違いだったよ」と誤魔化しました。
するとみんなは「ふ~ん……」とつまんなさそうに呟きながら、口の回りに真っ赤なケチャップを付けたままゾロゾロと店を出て行きました。

しかし、僕はどーしてもこの夫婦に一言いってやらないと腹の虫が治まりません。
だからわざと携帯を忘れたフリして、僕だけ奥のテーブルに戻りました。
そしてみんながゾロゾロと店の外に出たのを見計らうと、再び例の夫婦のテーブルへと向かいました。

またまたやって来た僕に、夫婦揃って「ギョッ!」としてます。

「おい……」

僕はおもいきりドスを利かせてエイの父さんを睨みました。

が、しかし、その後の言葉が出て来ません。

と言うのは、例えここで僕が彼らに対して「おまえら子供を虐めてんじゃネェゾ」と凄んだ所で、この夫婦の幼児虐待が治るものなのか?っという疑問が「ふっ」と湧いて出て来たからです。
そりゃあ、あんなゴロツキ集団を見た後ですから、さすがのエイのお父さんも素直に「わかりました」と頷くでしょう。
が、しかし、それでは何の解決もされていないのです。
コレ系のアホは、この場は素直に反省したフリして、この後、その腹いせにと子供を更に虐待する恐れもあるのです。

どうしよう……

僕は悩みました。
しかし何も案は浮かんで来ませんでした。
でも、このままでは腹の虫が治まりませんでしたから、とりあえず僕はこの夫婦に最高のダメージを与えてやるべきだと思いました。
しかもそれは暴力ではなく合法的な攻撃でなければなりませんから、ここはひとつ、凄い捨てゼリフを吐き捨てて最高のダメージを与えてやろうと思ったのです。

そんな僕はすかさずエイのお父さんを睨んで言ってやりました。

「おまえ、凄く口が臭いぞ」

・・・・・・・・・・・

言ってやりましたよ、凄い言葉を。
もし僕がこんな事を言われたなら、僕は間違いなく自決します。潔くそのフォークで喉をかっ切って自害するでしょう。
そのくらい僕にとっては凄いダメージ言葉なのです。
だから僕はそう言うと、ざまぁみろ!っという気持ちでエイのお父さんを睨みました。
が、しかし……

エイのお父さんは然程ダメージを受けていない態度で、「あっ、そうっすか……すいません……」と呟くと、僕からサッと目を背け、あたかもいいお父さんぶっては子供に「早く食べなさい」などとほざいております。
もう、エイのお父さんもカピパラのお母さんも僕をカチ無視です。

敗北……

そんな言葉が頭を過り、僕は素直にソレを認めながらトボトボと出口へ向かいました。

くそう……デビルマンになりてぇな……

そう呟きながらファミレスを出ると、スパゲティーのケチャップで口の回りを赤くしたゴロツキ達が暴走族の集団を捕まえては「テメェら毎晩毎晩うるせぇから眠れねぇんだって」と車を蹴飛ばしながら訴えておりました。

彼らは決して幼児虐待なんかしません。
彼らは決して見知らぬ老人に金を振り込めなんて言いません。
そんな度胸は彼らにはございません……



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